今回お邪魔したのは、
「味の素グループ高輪研修センター」。
オープンは2004年1月と比較的新しいものです。
この施設には、人材育成と地域社会との共生という役割があり、
その一環として博物館を公開しているのだそうです。
この「食と暮らしの小さな博物館」へ行ってきました。
企業の施設の中ということもあり、博物館の規模は決して
大きなものとは言えませんが、中身は相当濃いものになっていました。
まず中へ入ると大きなスクリーンが。「味の素誕生物語」です。
味の素の歴史をビデオで見ることができます。
英語のボタンもあり、外国人の方の見学にも対応していました。
その先には昭和の家庭内の様子を再現した実物大セットがあり、見学者もその中へ入って当時の気分を味わうことができます。”見るだけ”のことが多い実物大セットの中へ入ることができるというのには、若干の興奮を覚えました(笑)
その隣にある「社会と歩んだ一世紀」では、時代を語るモノや写真と重ねながら味の素グループの歴史を彩った商品・広告物の数々とともに、100年の歴史をたどることができます。
味の素の商品だけが年表に重ねられて展示されているだけかと思ったら、当時のおもちゃや雑誌がともに置かれていてびっくり。
すごく身近に感じることができました。
これこそ、新しい形での展示ですね!
博物館の一番最後に位置している「あしたのもとスクエア」。
ここでは味の素グループの企業活動、業界最先端の研究開発や
安全、安心への取り組みなどを見ることができます。
「バーチャル工場見学」を見てみました。
なかなか見ることのできない食品工場内の様子に釘付け(笑)
バーチャルではありながらも、その場にいるかのような錯覚を覚えました。
まさに「迫力満点」です!
この博物館に来て、同好会が理想としていくべき展示の方法を学べたような気がします。
実際に入ることができる実物大セットは、今年の高学祭において「裁判員制度」の紹介でやりましたが、『展示したいもの』の進化をただ単に横並べにするのではなく、それと同じ時代の関連する物事も一緒に並べることで、より見学者に親近感を与えることができるということは初めて知りました。
また、「ビデオによる解説」がなかなかわかりやすいということも学んだので、次回の高学祭では(可能であれば、ですが)ビデオを製作して、映像と音声を通して見学者の方によりわかりやすい解説を目指して生きたいと思います。
ぜひ今回の見学を来年の高学祭展示工夫やホームページでの公開方法に活かして生きたいです。
最後になりましたが、写真を提供してくださった味の素轄L報・CSR部のN/D様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
※この記事は、2008年当時に旧ホームページに掲載されていたものを発掘の上、転載したものです。