〜柔道必修化について〜
De omnibus dubitandum(全てを疑うべし)
byルネ=デカルト
〈真正面からぶつかってみよう!の巻〉
2012年4月から、全国の中学校で武道の必修化が開始された。中学生は、柔道や剣道を学校の授業で必ず習うということだ。選択できる武道の種類はいくつかあり、設備の有無などで学校により異なるが、柔道が最も多く選択されているようだ。ここではその、柔道必修化について考えていきたい。
そもそもなぜ武道の必修化は行われたのだろうか?
「公益法人 全日本柔道連盟」によると、
近年の子供たちの体力低下、若年層におけるモラルの低下や少年犯罪の増加など、社会情勢の変化を受け、平成18年12月15日、教育基本法が改正され、その第2条(教育の目標)に、「健やかな身体を養うこと」と「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。」が定められました。この改正教育基本法を踏まえて、平成20年3月28日に改訂された「新学習指導要領」では、1年生と2年生で「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「武道」「ダンス」「体育理論」の8領域すべてを必ず履修させ、3年生では「球技」と「武道」のまとまりから1領域以上を選択して履修することになったのです。
とのこと。
@ “子供たちの体力低下”
ここで私は思う。体力面の低下を真摯に受け止めるなら、子供たちには「走り込み」や「筋トレ」などの『基礎体力の向上』をさせるのがベストではないか?(というか俺はサッカー部を辞めてからも毎日欠かさず筋トレを続けている。体力テストだって文化部なのに毎年A判定だ。体力低下?どこ情報じゃ!!←黙りなさい)
A “モラルの低下や少年犯罪の増加”
“モラルの低下や少年犯罪の増加…まずは道徳の授業をしっかり受けさせよう。それは道徳の授業を行う教師次第で大きく改善できるはずだ。それに加え、「読書」の促進。読書は「心の栄養」と言われるほど精神の発達には欠かせない。
あと、年齢制限の設けられたゲームソフトをその年齢に満たない少年が遊んでいるのを目にしたことがある。これも問題だ。「年齢制限」が設けられているのには、それだけの意味があるから設けられているのである。ここも徹底していけば、少年犯罪の防止につながるはずだ。
これらの方が優先すべき事項だと思うのだが…武道に拘る必要はあるのだろうか?”と。
B “伝統と文化を尊重しry、郷土を愛するry、他国を尊重ry、国際社会の平和と発展ry”
おっと…前半は容認できても後半…もはや武道とは全く関係ないではないか…
郷土を愛するのならば、今日、我が国に迫りつつある&既に訪れている脅威に関して、もっと詳しく子供たちに説明すべきだ。情報を正しく伝えてもらえていないこの現状では日本の正当性は支持できない。「情報操作されている」とさえ感じられる。「余白の美」などと言っている場合ではないのである。
…これ以上反論すると話が逸れ過ぎてしまう(&政治的によろしくない)ので割愛いたす。だいぶ長くなっちゃったし(汗)
〈具体的な数値で現状を把握してみよう!の巻〉
見やすいのでグラフで見てみよう。
(柔道事故データブック2012より)
柔道だけ飛びぬけて高い。“部活動中”なので、柔道専門職の先生が指導している中でもこれだけの事故が起こってしまう…と。
部活動でさえこんな状況なのに、“指導者側である教師は指導の仕方を習ったばかりの言わば初心者”、“習う側の生徒も勿論初心者”。こんな状態で続けていって大丈夫なのか…
非常に甚だ疑問が残るが、既に必修化が完了してしまった現在、文句を言っても仕方ない。ただ子供たちの将来が奪われないことを祈るのみである。
〈徒然なるままに日暮らし…の巻〉
さぁ、読み直して思うこと。なんとも竜頭蛇尾かつ支離滅裂な文章を書いてしまったなぁ(汗) 受験勉強に追われ時間に追われ借金返済(には追われてないケド)カオスな心境のまま勢いでこんなクレイジーなことをダラダラと…
一高校生の戯言にお付き合いいただきありがとうございました。
不条理な現代を生き抜く“アツさ”を持って日々乗り越えていきましょう(笑)